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養殖業について(真珠ができるまで) 

 珠は他の宝石と違って、製品になるまで何年もかかります。
 養殖の作業が始まるのは、地域によって違いはありますが3月頃です。あこや貝という、貝の中に、核を埋め込みます。この核が、あこや貝の体の中で真珠に育っていきます。核を入れたあこや貝を海に沈め、あこや貝の体を通して、挿入された核は1年から2年かかっ て、真珠へと育ちます。12月〜1月の寒い時期、海の水温が下がり、真珠は一層輝きを増します。この時期、あこや貝を海から引き上げ、あこや貝の中から真珠を取り出していきます。
 わかき真珠では、母貝業者から貝を購入し、仕立て挿核手術を行い、製品として出荷しています。

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
1年目    人口採苗 沖だし 稚貝育成(1mm→10mm) 母貝育成
2年目 母貝育成(貝掃除) 抑制・卵抜き  
3年目     母貝の仕立て  挿核手術 沖だし 養生・珠貝養成 
4年目 浜揚げ(1年もの) 養生・珠貝養成(2年もの)  
5年目 浜揚げ(2年もの)                    
                     真珠ができるまで(地域によって違がある)

母採苗・稚貝育成・母貝育成
1.自然・人工採苗
 
自然採苗は、海に杉葉をつけるのが一般的です。人工採苗は、試験場で貝殻内面の色が美しい殻幅の厚い優れた母貝を選びます。そして雄雌に選別したあと、雌貝の卵子を採集し、雄貝の精子を採集して、人工交配を行います。人工採苗されたあこや貝(約1mm)を、母貝養殖業者が4月頃に仕入れます。

2.稚貝の育成

 
孵化した稚貝は、水槽の中で浮遊生活を送り15〜25日間ほどで定着生活にはいります。定着生活にはいる頃、「沖出しカゴ」に入れて9〜10月頃に殻長が約10mmになるまで海で育成します。

3.母貝の育成
 沖出しした稚貝の成長は著しいため、貝の成長に合わせて大きい網目の「養殖カゴ」に入れ、それをイカダからつるして母貝の育成を行います。

母貝の仕立て・抑制・卵抜き
4.母貝の仕立て



 3年目、5〜6月に行われる挿核手術の準備として、母貝へ行う処理を「仕立て」といいます。

5.抑制・卵抜き

 
核は生殖巣の中に挿入されるため、生殖巣が卵でいっぱいの状態では挿核手術が困難になります。
 また、良質の珠ができなくなったり、脱核などが起きる原因になります。そこで、人為的に「抑制」と「卵抜き」などの方法で、貝の生理活動の調整を行っています。

 「抑制・卵止め」とは、秋から母貝をカゴで窮屈な状態で育成し、春の挿核まで活動を抑えて卵を成熟させない方法です。「卵抜き」とは、母貝に刺激を与えて産卵させる方法で、5〜6月に挿核する母貝にその方法を用います。

栓差し・貝立て
6.栓さし・貝立て

「栓さし」
栓さし」とは、仕立てが終わった母貝の貝殻を開けたままにしておくために、くさび形の栓をさす作業を言います。母貝の貝殻を開けたままにしておくため、貝殻にくさび形の木の栓を挟む作業をいいます。

「貝立て
」 
 「貝立て」とは 、挿核の数時間前から貝立用の箱の中に、アコヤ貝を隙間無く立てる作業です。栓さし作業をするとき、貝口器で無理矢理貝殻を開けると貝殻を開けると貝の閉じる力が強いため、貝が割れたり、貝柱が切れたりするので、栓差し前に「貝立て」の作業をします。貝たては箱に貝をぎっしりつめて立て長時間貝を苦しめた状態で海中に吊し、その後海水で満たし水槽内に開放すると、貝は大きく口を開けます。この時、貝口器を入れくさび形のの栓をさします。

挿核手術
7.挿核手術(核入れ)

「核入れ」「珠入れ」とも言いますが。あこや外の生殖巣まで先導メス・ピース針・核挿入器を使用してピースと真珠核を挿入して、真珠袋を形成させる手術をします。
 地域によっては、春入れ・秋入れと2回行うところもあります。







養成・珠貝養殖
8.養生・珠貝養成


養 生
 
挿核施術から回復を早めるために養生かごに傷口を上に向けて貝を並べ、潮流の少ない漁業に2〜3週間ほど静かに養成させます。その後、沖合いの潮流のある海域の筏で育てていきます。この時期、色、照り、艶のよい良質の真珠質を分泌させ核の表面にできる限り多くの真珠層を巻かせます。期間中、漁場環境(水温、塩分など)を測定しながら、貝に付着するフジツボなどを除去する貝掃除など、さまざまな養殖管理作業が必要となります。
 10ヶ月〜2年経つと育成されたあこや貝の体内で美しい真珠が育ちます。浜揚げ前の1〜2ヶ月間は、真珠の品質に大きな影響を与える大事な時期であるため、貝掃除もあこや貝に負担にならないように慎重な管理が必要になってきます。


沖だし・管理
9.沖出し・管理
 

「沖出し」
 手術後、養成して体力が回復したあこや貝が体内で真珠を育てるため、海水温が13℃以上あって潮の流れがよく、プランクトンが豊富な沖合の筏に吊します。ここで小株は、7ヶ月、中株以上は1年〜2年ほど養成します。

10.浜揚げ
 

 
粘りを取るための生石灰またはその上澄み駅を肉砕機に入れ、貝の粉砕します。これを水槽に移し、肉片を水で洗い流して、祖こぶにたまった真珠を取り出します。大珠などの採取はナイフを用いて一個一個丁寧に取り出していくこともあります。







穫した真珠は、回転する桶に塩と一緒に入れて磨きあげ、水洗いした後に商品価値のある浜揚げ珠、商品価値のない有機質真珠、核のまま出てくるシラ珠、細工用や薬用などのケシ珠などに分類され浜揚げ珠はサイズ別・等級別にふるい分けられ出荷を待ちます。


 



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真珠の魅力

真珠層の巻き、光沢、キズの有無、色、形状が真珠の美しさの秘密

美しい真珠とは

 一般に美しい真珠とは、真珠層が厚く光沢がある真珠を言います。

 真珠になくてはならないが真珠層です。この真珠層が厚ければ厚いほど同じ核の真珠でもより大きく、より美しくなります。そして、光沢のある真珠は、美しい輝き作り出してくれます。真珠層が厚いほど光沢もあり、真珠の表面のキメが細やかなほど美しく輝きます。
 また、真珠はとてもデリケートな宝石で酸に弱く表面の真珠層が溶けたり、キズがついたりしてしまいます。あまりキズが目立ちすぎたりすると真珠の持つ魅力が損なわれてしまいますので、キズをつけないようにケアをしなくてはいけません。

 また、真珠は色もゴールド、クリーム、グレー、イエロー、ブラック、ピンク、ホワイト、ブルー、グリーン、シルバーと様々な色を作り出します。これらの色は、どのようにして作られるのか?それは、真珠の核の周りに付着した真珠層はレンガ状の構造をしていて、そのレンガにあたる部分は炭酸カルシウム、レンガを固定させるコンクリートにあたる部分はたんぱく質になっています。この炭酸カルシウムとたんぱく質の二つの色と真珠層と核の間にできる有機物などの色が主に真珠の色を決定します。炭酸カルシウムの色は干渉色と言い、炭酸カルシウムが重なり合う事により干渉というシャボン玉の表面に現れる輝きを生み出します。真珠の干渉色はおもにピンクとグリーンの二つです。
 わかき真珠は真珠養殖を始め、50年近くになります。私たちは日夜研究を重ね、美しい真珠作りに挑戦しています。宇和海・御荘湾で大切に育てたあこや真珠を皆様にお届けして、お客様が喜んで頂けるよう今後も努力していきたいと考えております。

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